汲ワるきん農林は、兵庫県の中央やや北東部に位置し、子午線の通る氷上郡青垣の町に在ります。丹波氷上郡青垣町は、中国山脈から湧き出る清流の里として有名です。農業では歴史のある地域です。大変恵まれた気候風土の中、このおいしいお水でお米の栽培を長年行ってきました。
こんな米づくりに適した地域で、汲ワるきん農林も約20年前から、「新潟魚沼産」に負けないお米を作りたいと、また「西の魚沼」と呼ばれる様なおいしいお米を作って見たいと、今日まで研究を重ね、お米づくりに頑張ってまいりました。安売り競争用のお米の生産は私にはできません、こだわりを持ったお米を作ってゆきたいのです。一言で語ることができないくらいお米つくりには多くの工程を必要とします。昔から農業を百姓とも呼んで来ましたが、お米つくりには百の行があります。気候風土がまず大切です。お米を育てるおいしい水も大切なんです。お米の種も重要です。苗を育てる方法も、汲ワるきん農林では、ポット育苗やプール育苗を取り入れています。水深8センチ程の大きなプールを作り、絶えずおいしいお水を与えてやります。太陽の光をふんだんに浴びせてやります。お米づくりは、子供を育てることと似ていると思っております。できる限り手をかけてやり、自然に十分触れさせてやること。でも決して甘やかさず適度に厳しさも与えてやります。そうするとすくすくとたくましい丈夫な苗になりますから、病気にも強くなり抵抗力もついてきます。近年、物づくりは人間のご都合主義に偏りつつあり、とても危険な状態だと心配しております。自分たちの都合ばかりで作ると自然からのしっぺ返しのように、いろいろな問題が起こっています。汲ワるきん農林では、自然を大切に考えています。自然から教えられる事がとても多いのです。その証拠に自然はお米を豊作にしたり、逆に不作にさせる年もあるのです。米づくりの主役はやはり自然です。おいしいお米を育てないことには、この恵まれた自然環境に申し訳ないと思うようになりました。自分たちで作ったお米がおいしいねと、皆様に喜んでいただけることが何よりもうれしい瞬間です。その喜びが、明日の農作業の励みになっています。誰にも負けない良いお米を、おいしいお米を作りたい、食べてほしい、と熱意もどんどん膨らませてがんばってまいります。
こつこつと、地道に、お米づくりに取り組んで参りました。その甲斐あってかご褒美もいただくこともできました。
2001年「第3回おいしい米づくり日本一大会(秋田県大潟村)」で優良賞を受賞することができました。
この大会は、米の食味を競う全国大会の権威。審査は5名の味にうるさい有名審査員でした。
小林カツ代(料理研究家)さん、服部幸應(服部栄養専門学校校長)さん、山本益博(料理評論家)さんらが、全国の農家が持ち込んだ米を同じ条件で炊き、食べ比べます。岩手、秋田、新潟など、北海道〜熊本までの米どころとして名を馳せる産地が並ぶ中、私が出品したお米は、無農薬米部門において、アイガモ農法で栽培したこしひかり白米1.5キロと栽培概要を付けて提出しました。食味検査のみで決定いたしますので。論より味ですから審査結果には納得せざる得ません。猛暑の年でしたが乳白もなく、食味検査では特1の太鼓判をいただけたお米でした。兵庫県氷上地方のお米が、こんなにもおいしいことをわかっていただけて、本当にうれしかった、その後のお米づくりにも随分励みになる大会でした。
現在では、ミルキークィーン・コシヒカリ・アイガモ米に続き、新しい品種の「夢ごこち」を、5年前から開発者である中島美雄商店の種子を使用し、汲ワるきん農林が責任をもって栽培しております。全国のお客様から、「とてもおいしい。」と、大変好評で、毎年早くに売り切れる状態です。「もっと生産量を増やしてほしい。」と、リクエストの声が多く寄せられるお米です。
こんなにおいしいお米なのに・・・、現在農林水産省から、「兵庫県の産地品種銘柄」には、未だ指定されておりませんので、「夢ごこち」としては販売できないとのことです。皆様にできる限りおいしいお米を提供したい、との一心で、研究を重ねて頑張っておりますのに、残念で残念でなりません。全国の消費者の皆様のために一日も早く、産地品種銘柄に指定していただけることを念願いたしております。今後とも丹波氷上郡青垣町の名産とすべく、努力してまいりますので、どうか今後とも応援していただけますように、よろしくお願いいたします。
汲ワるきん農林はHPを通じて、販売だけでなく、みなさまの声をお聞きしたいと思っています。今までの販売はお米屋さんに卸すのが中心で、お米をインターネットで一般販売するのは初めてです。
どんなお米が求められているのか教えて下さい。それを知る事で、よりいっそうおいしいお米づくりを目指したいと思います。
汲ワるきん農林 代表者 堀 金吾
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